おなか

はんぶん隠れて生きていたい

おなか

「自分の中の何かが変わる瞬間」が、誰にでもあると思う

 

1月10日のカネコアヤノ、草月ホールでの弾き語りライブに、一緒に行った人がいる 数年前からなんとなく存在は認識していたけれど、それも本当になんとなく、でもそれなりの勇気を持って誘ったら、来てくれた 

素敵な人だった ファンになった まあ、ちょっとしか知らないから、そう思うんだろうな 今となっては幻、勇気出してよかった ありがとうございました

それで、その人と会った数時間なんて、ほんとに一瞬で、長い人生のほんのちょっとの出来事なのに、ウオーとなってしまった 特に、カネコアヤノのライブそのものがありえないくらい良かったことも含めて(むしろそちらが主体だけど、普段やらないことをやったので取り上げてみた)感情が爆発してしまい、特に記憶に残っている、何かが変わる瞬間だった

私、このままではいけない…日々をぼ〜っと過ごしすぎだ…と、急に焦ってきて、ずっと欲しかったものたちを買ったり、読もう読もうと思ってほったらかしてた本を読んだり、名前をちゃんと覚えたり、家に花を飾ったり、ちゃんと料理をしたり、そんなこと?!?と感じるかもしれないけれど、私にとってはかなりハードルが高かった、当たり前のことやちょっとだけがんばらないとできなかったことを、やるようになった やるようにしてたら、できるようになってきた ちょっとずつ、ずっと後回しにしていたことを、日常に落とし込めるようになった

でもこれ、なかなか難しい 昔からそうだ 小学校の時からそうかもしれん なんでも後回しにして、それをずっと気にはしているからずっとつらい、やらなきゃいけないと分かっていてもできない、ギリギリまでやらない、しまいにはギリギリになってもできない、そして落とした単位、いけなくなってしまったバイト、断ってしまった友人との約束、宿題、レポート、勉強 わかるわかる、わからないよ、わからない 本当に苦しい、生きていて、なんかずっと苦しくて、受診したら一発うつ病認定されてしまうんじゃないか、と特に大学生のときはずっと思ってた

 

人の輪に入れないことが多くて、そのことを考えると、各年代毎のさまざまな思い出が蘇ってきて苦しい 今思い返すと、みんなちゃんと受け入れようとしてくれていたし、壁を作っていたのは私の方だ、性格が悪い、後悔

そんなこんなで、家に引きこもって何をするわけでもなくひたすら寝る 寝てご飯を食べてまた寝る それが私の日常で、いつもつらかった

 

何かが変わる瞬間っていうのは、確かにある それは別に、願ってやってきてくれるものでもなくて、なんの前触れもなくやってきて(自分の働きかけがあってこそではあるけど)、意識してないと知らない間に、一瞬で過ぎ去っていくし、なんなら意識してなくても、微妙に今も、全部がちょっとずつ、私の何かに影響を与えているような気さえする こう、スイッチのオンオフ!みたいなわかりやすい話ではなくて、自分でもなんだか良くわからないものが刺激されるとか、活性化されていく感覚 伝えるのが難しい

 

こうやって、何かが変わる瞬間について考えたとき、たしかに自分の生活に、影響をもたらしてくれて、私の何かをいつも変えてくれていた人がいるな、と思った

フラフラしてて、情緒不安定で、すぐに怒ったり泣いたり荒れたりしてしまう私と、一緒にいてくれて、今、私がみているもの、好きな物事、行動、持っているもの、影響されまくっている 自分の周りにあるものごと、前よりも大切にできるようになってきていて、明るくなって、それは完全にあなたのおかげだ 好きなことを、声を大にして好きだと言っていいこと、楽しい場面をちゃんと楽しむこと、笑うこと、悲しい気持ちも大事にすること

 

わたしは、私がわたしのために可愛くできない くすぐったい 「可愛い」を纏おうとすることを許されていない気さえする 誰かのせいにして自分のことを考える そして自分のことばっかり考えている 人のために生きる余裕なし でも誰かのためになりたい

 

女らしくあること、タイトな服 細い腕 長いまつ毛 胸 ヒールのある靴 ネイルが苦手で、でも本当はそれになりたい 女として認められたい 綺麗だと言われたい 愛着ではなくて 努力が足りない?女としての努力ってなに、きもいな 自然にいたい セクシーな下着を買うか 似合わないけど だれにもみられたくない、みられたくない、みられたい 早く髪を伸ばしてどうにかなりたい でもそもそも見た目の問題ではないのだ

色、薄いピンクが好きなのに、オレンジが好きって言って、ハートじゃなくて星が好きで、料理もすきなのに、料理すきだっていうの恥ずかしくて

そういうドロドロしてて、自分でもわけわかんない感情を、受け止めてくれて、それでもかわいいねと言ってくれて、励ましてくれて、かなり救われた コンプレックスばかりで、すぐ人のこと羨ましがってゲソッとなって自分に自信がなくなってしまう繰り返しばかりに、懲りもせずに向き合ってくれる、そういう人だ もう、ダメな自分への安心、みたいなものは、捨て去った

 

記憶に残るくらいの何かが変わる瞬間は、すごく貴重だ、けれどこうやって時間をかけて、話をしながら、じっくりと築いてきた関係は、本当にかけがえなくて、大事で大事で、素敵だった 失いたくないからこそ、距離も保たなければいけないことに気付いたのは最近で、それは本当に謝らなくてはいけないと思っていて、この場を借りてごめん みてるかわかんないけどね

周りのこと、大切にできるようになってきたのに、一番大切にしたい人間はもう目の前からいなくなってしまった

 

変わる、変わる、変わってない変わってない なるべくゲソッとならず、心健やかに過ごしたい つい考えなくていいことまで考えてしまうけど、適当でいいね

わたしの感情は、紛れもなくわたしのものだ、わたし以外の誰かにそれを委ねてしまうことは、甘えだと思った 知らないことは、一生完全に知ることができないし、今はもうどうでもいいと思っていて、みえるものだけ信じていれば、ちゃんと全部信じられるようになると思った

 

助けてくれ ぎゅーとしてくれ、それで泣いて、泣いて、溶けて無くなりたい

それか、この5年間のすべてのごめんと、それよりも大きい感謝と、ラブを全部放って爆発したい

 

ヘルシー&プリティでいきます

 

ラブありがとう、ありがとうラブ と、ごめんね